食品企業における経営リスクの1つである品質表示情報の作成業務は、食品関連法規、社内独自表示基準の理解や配合率を意識した原材料、添加物、アレルギー情報の集約作業が必要であり、多くの作業負荷と専門知識やノウハウを保有した特定の人材に依存した作業になっていました。
FOODSeBASEは、原材料構成情報と食品分類を食品関連法規データベース「そうけんくん」へ連携することで、法規に則った品質表示を自動生成し、違反添加物等の警告表示する環境を提供しました。
そうけんくんは株式会社エフシージー総合研究所の登録商標です。
概要
品質表示ラベル作成支援機能は、従来、品質保証部がエクセルワークで行っていた原材料、添加物、アレルギーの名寄せ集約や重量順の並び替え処理を自動で行い、かつ、複雑で改訂の多い法令に則った品質表示ラベルを自動で生成します。これにより、品質表示ミスを削減することができます。
フロー説明
- 商品の品質表示基準の分類を指定し、原材料配合情報と共に品質表示作成機能(そうけんくん)へデータ連携します
- 自社基準にあった品質表示を作成する場合は、品質表示の作成ポリシーを設定します
- 品質表示作成機能が、関連法規データベースを参照し、法令に則った品質表示を自動生成します
- 違反添加物が含まれていた場合は、違反添加物及びその理由が表示されます
- 原材料配合情報に含まれている原材料及び添加物に紐付く違反事例や残留農薬基準が表示されます
- 関連法規、違反事例は、インターネットを利用して、タイムリーに更新、反映されます
ポイント
- 原材料構成情報と品質表示基準の分類をそうけんくんへ連携することで、法令に則った品質表示ラベルを作成可能
- 品質表示の作成ポリシーを設定する機能があり、自社基準にあった品質表示を作成可能
- 属人的な作業を減らし、品質表示ミスを削減可能
- そうけんくんの法令情報や違反事例は、タイムリーに更新可能
- 常に最新の法令情報を利用した、食品分類毎に決められた添加物の使用基準に違反していないかチェック可能
- 含まれている原材料に紐付く違反事例、残留農薬基準及び品質規格基準を自動抽出して表示
- 複数の情報サイトや文献を調査する手間を省くことが可能